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綾羽の川端一透選手=2025年7月24日午後2時8分、皇子山、仲程雄平撮影

 第107回全国高校野球選手権滋賀大会の決勝が26日午前10時から、大津市のマイネットスタジアム皇子山である。滋賀学園は2年連続3回目、綾羽は春夏通じて初の甲子園出場をかけて戦う。

 昨夏の決勝と同じ対戦カードになった。滋賀学園が誇るダブルエースと、綾羽の好調な強力打線の対決に注目だ。

 滋賀学園は、長崎蓮汰投手と土田悠貴投手の3年生右腕が看板。ともに最速140キロ超で、甲子園のマウンドにも立った。今大会はともに12回を投げ、長崎投手が無失点、土田投手が1失点。

 投手をもり立てる守備は、遊撃手の藤川倖生選手(2年)を中心に堅い。打線も強く、核を担う4番の吉森爽心選手(同)は今大会でも好調だ。

 昨春から県内の公式戦24連勝中のチームは泰然自若としている。準決勝では、機動力を駆使する八日市を相手に崩れることなく、最後まで粘り強く戦った。「組織力、徹底力、粘りの野球を決勝でもやりたい」と山口達也監督は話す。

 綾羽は、千代純平監督が「県内で一番のバッター」と太鼓判を押していた、4番の山本迅一郎選手(3年)が2本塁打。その力を証明し、好調な打線の核になっている。

 その前後をかためる川端一透選手(同)、藤井羚優選手(同)も好調だ。つながりが生まれる打線で、近江との準決勝では、2点を追う九回に4得点して逆転勝ちした。

 投手は6人いる。「相手の打線との相性とかで、それなりに投げられる投手はいる」と千代監督。近江との準決勝では3投手で6失点したが、4番目に登板した元木琥己投手(2年)が好投。逆転勝利を呼び込んだ。

滋賀学園の戦績

2回戦 10―0高島(5回コールド)

3回戦 10―0膳所(6回コールド)

準々決勝 7―3比叡山

準決勝 3―1八日市

綾羽の戦績

2回戦 21―3甲西(5回コールド)

3回戦 8―1水口(7回コールド)

準々決勝 6―3伊香

準決勝 8―6近江

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